3D-tcpdumpとは
概要
携帯電話網やADSL・FTTHなどを経由したインターネット接続は一般に普及しているが、複数のコンピュータから構成される「ネットワーク」は人々にとって未だ不透明な存在となっている。これはコンピュータ同士の接続関係であるネットワークが目に見えないものであり、その通信接続トポロジを容易に把握できないことに原因の一端があると思われる。
そこで我々は、人々がより直感的にネットワークというものを把握し興味を抱く助けとなることを目的に、単一ホストを基点としたネットワーク通信状態・トポロジの3次元グラフィカル表示による視覚化ソフトウェアを構築する。しかし、単純に視覚化といってもその実現は容易ではない。tcpdumpプログラムはおおよそ単一ホスト上で動作するが、そこから得られるパケットフロー情報からだけで、自分のいるローカルネットワークおよび通信しているグローバルネットワーク上のホストとの関係を表示するとなると実はかなり難しい。本ソフトウェアでは、tcpdump プログラム ( 正確には pcap ライブラリ ) から得られる現在あるホストが受信しているパケット群情報から通信状態とネットワークトポロジを把握し、3D GUI 表示化することを目指す。基本的には、単一ホスト上で得られるデータのみを頼りとするので、ネットワークトポロジとまでいくものは把握できないが、現在ホストが通信している状況は通信相手ホスト別に可視化可能である。これは例えば、DoS 攻撃検出やウィルスメール発生源ホストの特定などに役立つと共に、家庭内ネットワークなどにおける通信設定のための補助ツールとしても使えると考えられる。
特徴
- ネットワーク通信状況と簡単なネットワークトポロジを分かりやすく可視化する。
- マルチプラットフォームに対応する。
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